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2017-11-24

映画「火花」売れない芸人と売れないバンドマンを重ねてしまった

映画「火花」観てきました。

<キャスト>
徳永 – 菅田将暉
神谷 – 桐谷健太
真樹 – 木村文乃
山下 – 川谷修士(2丁拳銃)
大林 – 三浦誠己
鹿谷 – 加藤諒

<スタッフ>
監督 – 板尾創路
原作 – 又吉直樹
脚本 – 板尾創路、豊田利晃

原作もドラマもみてません。
前情報を入れようかな…ともおもったんだけど、映画から入ってみました。

結論からいうと…期待していた程ではなかった。
でも、それは私の問題であって…その私の問題というのは

「私はお笑いが好きではない」ということ!ヽ(°ω°)ノ
致命的すぎて笑えます。笑

だって、お笑い芸人の話ですもんね、お笑いが好きではない私が観てもダメですよね。
感情移入ができない。

でも賞賛すべき点も沢山ありました!

- - - 以下ネタバレ含みます。ご注意ください - - -

漫才シーンのリアルさ

徳永(菅田将暉)のコンビ「スパークス」と神谷(桐谷健太)のコンピ「あほんだら」それぞれの相方には現役お笑い芸人の川谷修士(2丁拳銃)と元芸人の三浦誠己を起用しています。
そのキャスティングだけでも漫才シーンのリアルさを追求したことが分かります。
菅田将暉はもともとお笑いが好きな方なので、「さすが好きなだけあるな〜」といった感じでした。
うまかった。
彼には何をやらせても安心してみてられます。
桐谷健太と三浦誠己は実際に公園で練習したりしたらしいですよ。

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菅田将暉の泣きの演技

神谷(桐谷健太)の彼女?いや、たぶん世話をしてくれている女性の高級マンションで徳永(菅田将暉)が神谷(桐谷健太)にぶわーーってなるシーン。
あのシーンの菅田将暉が神がかってた。
ただ泣いているだけじゃないんですよ、ヒックヒックして泣くの。
尊敬している神谷(桐谷健太)に向かって吐き出した言葉たち。
尊敬してるからこそ、幻滅したくないし、かっこいい先輩でいてほしい。
そんな徳永(菅田将暉)の感情がちゃんと伝わる芝居をしていました。

菅田将暉はパァッってした顔がめちゃくちゃ良い。(抽象的過ぎて伝わらないかもだけど…笑)
はじめて神谷(桐谷健太)に会った時の顔。素晴らしかった。
ドラマ「ラヴソング」ではじめて、さくらちゃんの歌を聴いた時の顔もまさにパァッってした顔。
目キラキラしてるの。あそこ何回も巻き戻してみちゃった程です。(笑)

10年間の時間の流れ

10年間の話しなんですが、やっぱり無理があるわけで、難しかったと思います。
でも、神谷(桐谷健太)と徳永(菅田将暉)が出会った日、熱海の居酒屋に行くのですが、妊婦の店員さんがいるんですよ。
そして10年後、また2人は同じ店にいくんだけど、お腹にいたはずの子供は10歳になっている。
この子供の成長との対比が秀逸でした。

ラスト漫才のシーン

泣けましたね。菅田将暉圧巻でした。
そして相方、川谷修士の表情もなかなかよかった。
このシーンで終わっても良かったのに…なんて思ったけど、神谷と徳永のはなしですからね。
2人で終わらなければならなかったのかな。
そのくらいラストを飾る最高のシーンでした。

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美術と衣装

徳永(菅田将暉)の住む古びたアパートはめちゃくちゃリアルでした。匂いまで漂ってきそう。
ふいに移るサッカーのポスターも後半徳永(菅田将暉)はサッカー選手だったという話しに結びつきます。
他にあった才能を活かさず、夢を追いかけることを選択したわけですね。
それを思うとまた切なくなる・・・。
そして「えんじ色のコーデュロイパンツ」のはなし。
徳永(菅田将暉)が「えんじ色のコーデュロイパンツ履いてるやつはどうこう…」って話すんだけど、神谷が「俺もってるわ」っていってその場は終わるんだけど、別の日徳永(菅田将暉)が相方と公園でしゃべるシーン、相方がえんじ色のコーデュロイパンツ履いてた!!
これについてはもう触れることはないんだけど、徳永(菅田将暉)が相方に対してネガティブな感情があるという現れでした。
美術や衣装でその人物の感情が見えたり、性格がみえたりする映画は大好物です。

主題歌がめちゃくちゃハマっていた

ビートたけしが作詞作曲した名曲「浅草キッド」。
予告で「あ〜また桐谷健太も菅田将暉も歌わされてるよ〜」なんて思ってたわけなんだけど、映画終わって流れたこの曲、めちゃくちゃ良かった。
まず、歌詞がリンクしてウワーってなる。
そして、桐谷健太から歌のバトンが菅田将暉に渡る所があるんだけど、神谷から桐谷へ思いをつなぐみたいな感覚になって、涙がでました。

売れない芸人×売れないバンドマン

こうして、良かったことをあげると、全体的には悪くなかったなって思います。
そしてやっぱり見逃しちゃいけないのが、売れない芸人のリアル。
売れないバンドマンに通じるものがありました。
メンバー1人の彼女が妊娠したから解散とか、ライブに出るにはお金が必要でバイトバイトの日々。
バイトばかりしてるから音楽に割く時間はどんどん削られ悪循環。
ツアーに行けば長期間バイトに入れずお金が底をつく。
ツアーから帰ればまたバイトバイトの生活。また悪循環。
そうなるとファンの女の子の家に転がり込み、ヒモになる…
まあ、ごく一部だけど、そういう人たちを沢山みてきたので、芸人さんもそんな感じなんだなと。
(↑なんかクリープハイプの歌詞みたいだな)

だからこそ、最後の神谷のセリフには救われました。

 

芸人による芸人の映画

監督は芸人の板尾監督です。
もうこの時点で嫌な予感はしていたんです。
でも芸人が書いた原作を芸人が監督する。
だからこそ、より芸人のリアルに近づけたんだと思ったら、これでよかったんだろうなと思いました。

<総評>
68点
キャスト:★★★★★
ストーリー:★★☆☆☆
テンポ:★★☆☆☆
主題歌:★★★★★

ドラマ版が評判いいので、見てみようと思います。

最後に
・途中東京タワーに人が刺さってたと思うんだけど、アレなんだったんだ?

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