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2018-03-07

ドラマ「anone7話」感想 〜 シャングリラが意味するものとは?

衝撃事実が発覚した第6話。
(個人的にはマキシマムザホルモンが気になり過ぎましたが)
7話は5話のような温かいシーンも沢山あり、見ごたえがありました。

そして遂に、偽札作りが始まってしまいました。
坂元さんが偽札作りをテーマに持ってきた理由がちょっとわかった気がした7話。
今回も感想書いていこうと思います!

- - - 以下ネタバレ含みます。ご注意ください - - -

悲しみは怒りになる

お母さんは、怒ってるんじゃないの
人は我慢できなくなるくらい悲しくなると、怒ってることにして悲しいのを減らすの

最初から名言ぶっ込んできました、坂元さん。
凄くわかるな〜って。

広瀬すずが出演した映画「怒り」もそんな話だった。
悲しみと怒りは紙一重なのかもしれませんね。

そんな話をしながら亜乃音(田中裕子)が陽人とハリカ(広瀬すず)のケーキの上に苺を乗せてあげる演出が素敵でした。
さりげなく2人への愛情を描いていました。

偽札作りがとっても楽しそう

5人がやっていることは犯罪です。
分かってます。
でも、凄く楽しそう。混ざりたい…。
やっている事の重大さは置いておいて、偽札を作ってる姿はとっても可愛らしくてほっこり。
洗濯バサミで偽札を乾かしてるシーンなんて最高!野口英世さん遊ばれちゃってるし。

しかも偽札作ってるときの音楽もちょっとコミカル調でなんか笑っちゃう。

ホラー映画よりドキドキした

千円の偽札を間違って花房(火野正平)に渡してしまった亜乃音が、花房が昼寝している間に本物の千円札とすり替えるシーン。
あそこ、へたなホラー映画より緊張した!
しかも回収した偽札、カラフルすぎて可愛いし!(笑)
突っ込みどころ満載でしたが、目を覚ました火野正平の表情は素晴らしかった。
火野正平といえば私の中で「そこのみにて光輝く」なのですが、ああいう独特な役が似合う人だな~と思っていたけど、今作みたいな「普通のおじさん」もできる方なんですね。

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恋愛ドラマを超える最高の告白シーン

ハリカと亜乃音が食事を作りながら話すシーン。
名シーンでした。
亜乃音は「また勘違いした」とか「一回失敗している」とかよく言うことから、娘のことが相当なトラウマになっていることが分かります。
それでも言ったセリフが素晴らしかった。

あなたの好きにしなさい。その代わり私にも好きにさせて。
もし何か合ったときは、私がお母さんになってあなたを守る。
偽物でもなんでも、私があなたを守る。だからあなたは私の側にいて。
私の側から離れないで。

服を買ってあげたことすらも言い出せない亜乃音がこんな言葉を言い出すなんて…
窓から射す光も美しく、素敵な告白シーンでした。

広瀬すずの表情も良かったな~。何度もみれちゃう。

箸を落とした時、次の展開へ

箸を落としたことがきっかけで最高の告白シーンへとつながったわけですが、坂元さんは「最高の離婚」でも箸を落とすシーンを使っています。
真木よう子がキレる瞬間です(笑)
人は何かの小さな切っ掛けで、何かが爆発したり、感情が沸き上がってくることがあると思うんです。
それを「箸を落とす」ということで感情のスイッチを押している。
箸を落とした瞬間「あっ」って反応してしまいました。

坂元作品で、箸を落としたら要注意です!

ついに4人が家族になったペロペロシーン

ついに本物の家族になったというシーンがケーキのシートのペロペロシーン。
最初の陽人の伏線が見事に回収されました。
いままで「私たち他人ですから」とか言ってたのに「私たちは家族だ」と自らが認めた瞬間でした。

それにしても、ケーキのシートのぺロペロで「家族」と表現するなんて、凄いな~。
こういうの本当に大好き。

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自販機のシャングリラが意味するもの

ついに偽札が自販機に通りました。
磁気が反応したことに4人は喜び、自販機で購入した飲み物で打ち上げをはじめ、その姿にほっこり・・・

あれ?自販機の側面に描かれたロゴ…「ShangriLa」。

すぐチャットモンチーの「シャングリラ」が脳内に流れたのですが、「シャングリラ」の意味って「楽園」とかそういう意味ですよね?

ちゃんと調べてみたら

シャングリラ=想像上に描かれた理想的な世界

ですって。
ザワッとしませんか?ザワザワ感半端ない。
「カルテット」的にいうとミゾミゾしちゃいます。
あ~本当に嫌な気配しか感じない…。

坂元ドラマの仕掛けの数々

前述した「シャングリラ」のように、坂元さんのドラマには数々の仕掛けがあります。
坂元さんが意図的にやっていたり、制作側が意図的にやっていたりその作品によって違うのですが、意識してみるととても面白い。

「カルテット」では最終回、真紀がコンサートで演奏する曲が「死と乙女」であったことから、
①本当はお義父さんを殺した説 ②病気説 ③「司(し)と早乙女(おとめ)」=別府さんと両想い説が話題になりました。

他にもテレビ局の製作陣が仕掛けたであろう悪ふざけも多々あることは有名です。
敢えてここには書きませんが、坂元さんとは関係ないと思うので、いつも気にしないようにしているのですが、悲しくなりますね…

 

今回で花房、そして中世古の奥さんに偽札のことがバレそうになりました。
ミゾミゾしますねぇ!

視聴率どんどん下がっているみたいですね…
こんなに面白いのに…
気づけばもう次で8話。大切に大切見ていこうと思います!!

【anone ドラマレビュー記事】

ドラマ「anone1話 」感想 〜 坂元裕二過去作の色が散りばめられた名作の予感

ドラマ「anone2話」感想 〜 肉まんと唐揚げ、ノーベル賞とすきなものノート

ドラマ「anone3話」感想 〜 是枝裕和がチラついた丁寧すぎる3話

ドラマ「anone4話」感想 〜 坂元裕二お得意の「共同生活」の始まり

ドラマ「anone5話」感想 〜 生きることとはポイントカードを貯めること

ドラマ「anone6話」感想 〜 マキシマムザホルモン主張強すぎるよ

ドラマ「anone7話」感想 〜 シャングリラが意味するものとは?

ドラマ「anone8話」感想 〜紙飛行機が電球にあたってしまった

ドラマ「anone9話」感想 〜大事な人を守るための悲しい嘘。

ドラマ「anone10話 最終回」感想 〜立場の逆転が美しかった最終回

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