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2018-02-28

ドラマ「anone6話」感想 〜 マキシマムザホルモン主張強すぎるよ

本当はあのまま4人のほっこりした日常をもっとみたい!と思っていたのですが、後半戦は波乱の連続の予感です。

衝撃的な中世古(瑛太)の告白があった6話。
幸せは長くは続きませんね…。

- - - 以下ネタバレ含みます。ご注意ください - - -

1万円札(お金)の重さ

度々出てくる偽札。
そしてこれから作られるであろう偽札。
あっという間に1千万円の偽札が印刷される工程も序盤にでてきましたが、この6話で1万円札(お金)がどれだけ重たいものなのかを伝える良いシーンがありました。

ハリカ(広瀬すず)はお金を貯めている瓶の中から1万円札を取りだし亜乃音(田中裕子)に「ご飯代」といって差し出します。
亜乃音の家にお世話になっているハリカからの「気持ちの一万円札」です。
そんな気持ちがこもっていると亜乃音も分かっているから受け取りました。

ここで本物と偽物の対比を描いていたのは良かった。
ハッとさせられた瞬間でした。

みんなと違うことは「ダメなこと」

ハリカが陽人と仲良くなり家に連れてきたことで、亜乃音の孫である陽人の「生きづらさ」が語られました。
本当は左利きなのにみんなと違うという理由で右利きのフリをしていたり、「みんなと違うこと」が「ダメなこと」に変換され、不自由に生きている。
これは坂元さんのメッセージだと私は受け取りました。
坂元作品は現代社会が抱える問題をさりげなく脚本に入れ込んでくるので、いつもハッとさせられます。

幼児虐待の「mother」、シングルマザー貧困の「woman」、パワハラの「問題のあるレストラン」、若い世代の貧困・詐欺問題の「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」などなど。

とくに「問題のあるレストラン」は「生きにくさ」も描かれていたので本作と通じるものがあるな〜と。

最近ADHDがいろんなメディアで話題になりましたが、人と違うことを個性と受け止めみんなが自由に生きれる時代がきたらいいのにな・・・なんて思ったりしました。

本当、奥が深いな〜このドラマ。

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広瀬すずの泣きの演技のバリエーション

ハリカは幼少期の自分と陽人を重ね、涙するシーンがありましたが、ハリカと陽人の話の内容より、広瀬すずが涙を流す姿に私も涙しました。
広瀬すずの身体能力と吸収力はものすごいな~といつも思います。

特に泣きの演技は観ていていつも驚きます。

映画「怒り」で李監督から徹底した演技指導を受け、一皮むけた広瀬すずがこの作品で「役そのものになる」ということを発揮できているな~と。

マキシマムザホルモンが気になり過ぎる

今回見せ場となった中世古と亜乃音の食堂でのシーン。
かなり集中して会話を聞かないと理解できない内容だったのに、マキシマムザホルモンが気になって話しに集中できない!!
きっと私だけじゃなかったはず・・・(笑)
中世古のセリフの中にも「お孫さんがバンドしてるらしくて」ってあるし、店内のポスターもテレビで流れている映像もマキシマムザホルモン!
極めつけに店員のおじさんのTシャツも!
しつこいくらいマキシマムザホルモンが主張してくる!!
このマキシマムザホルモン投入に何の意味があるのだろう?と考えたときに、私のただの推測ですが、ちょっとショッキングな話を緩和させるためなのかな?なんて思いました。
実際中世古の話はかなり衝撃的で、最終的には恐喝にまで発展するわけで…
でもマキシマムザホルモンのお蔭で心臓への刺激が軽くなったように思います。
意図的になった狙いなら、大成功です演出さん!

いや、でもいくら心臓に優しくなったとはいえ、マキシマムザホルモンって別の刺激が強くないか?(笑)

 

偽札を作りたい様々な理由

現状偽札を作りたいと思っているのは3人。
中世古と持本とハリカ。
その3人の動機も3つ。それぞれ違う。
中世古は昔年商400億の社長だったらしく、恐らく社長を解任になったのが関係していると思われます。
ハリカは病気の彦星くんを助ける為にお金がほしい。
そして持本の理由は「生きていた証がほしい」というものでした。
余命が近い持本が彼なりに精一杯生きようとしている姿にグッとくるものがありました。

余命があとわずかだと知ったら、私もゆっくり死を待つより、何かやらかしたい!っていう衝動に駆られるタイプだと思うので、共感してしまったし、むしろ偽札作りを成功させてほしい!とすら思ってしまいました。

 

 

嫌〜な展開になりました。
冒頭で中世古が「偽札には被害者はいません」ってセリフがあって、確かにそうだなって思ったんだけど、偽札を作ることで悲しい思いをする人が出てこないことを祈りたいと思います。

広瀬すず、猫ちゃん引き取ったらしいですね。ニャー

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